「…に向いている」

「向く」(むく)というのは「そっちのほうを見る」という意味です。

北を向く = 北のほうを見る
右を向く = 右のほうを見る 

「…の向かい」(むかい)は「…の反対がわ」。
うちの向かいにコンビニがある = うちの前に道があってその道の反対がわにコンビニがある 

では「…に向いている」(…にむいている)はどういう意味でしょうか。 これは場所を説明する表現ではありません。
「…に向いている」は「その人の性格やタイプや考え方やスタイルが…に合っている」という意味です。

 例文。

 ・ケンさんはスポーツが得意だから、ジムのインストラクターに向いているね。 

・マリちゃんは料理がうまいからシェフに向いてるよ。 

・私は今の仕事に向いてないかも。新しい仕事さがそうかな。 

・「女の人はエンジニアの仕事に向いていない」by Googleの社員

 などなど。


 みなさんは自分が今の仕事に向いていると思いますか。

 私は日本語の先生の仕事が好きだけど、ときどき「でも私は本当にこの仕事に向いているのかな」と心配になることがあります。 

その仕事が好き = その仕事に向いている、 じゃないですよね。 

それで、ときどきネットでほかの仕事をさがしてみたりすることも、実はあります。 
でも色んな仕事についてしらべても「これやってみたい!」と思う仕事は全然なくて、やっぱり私は日本語の先生の仕事がやりたいんだなと、気付きます。

 私が日本語の先生の仕事に向いているかどうかはまだ分からないけど、好きだから続けたい。まだまだがんばってみようと思います。

コメント

  1. そんなことじゃないよ、アコ先生。アコ先生は本当に日本語の先生の仕事に向いていました。めっちゃカッコいい先生です!よく簡単な日本語を使ってこのブロッグを書いてくれてありがとうございます!
    「気」を使って色々な表現があるんだから(たとえば、「気になる」とか「気がつく」)、その色々な表現の意味のこと一つブロッグで教えてくれてお願いしていい? ありがとう!

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    1. 優しいコメントありがとうございます!
      いつもブログも読んでくれて嬉しいです。
      「気」を使った表現、いいですね。たしかにいっぱいありますよね。今度書いてみます。ありがとうございます!

      削除
    2. ああ〜そうですか!もうお待ちます!

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